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執筆者の写真舩生 好幸

「湿度計」導入はおすすめです

更新日:6月29日

~目に見えず、意外と変化する室内環境の把握に便利~


投稿:舩生好幸(Primary-f代表、ネットショップ向実庵店主)

(更新:2024.6.29)


ここ5年程の間に、室内でも花の鉢植えを育て、また、ネットショップも開業して販売する製品やその素材等を保管スペースで保管するようになり、温度とともに「湿度」に対して以前より敏感になりました。といいますのも、


・常に20鉢程ある鉢植えは、時間の都合等により霧吹きでかけた水分を保ったまま室内に取り込む場合があり、「天井や壁がカビないか? 室内が湿気ないか?」と不安になる。


・製品や素材の保管場所は、高温多湿になる5月後半~10月前半の期間中、適当な温度・湿度に保つよう空調の導入が必要。でもコスト面からエアコンの使いすぎは避けたい。


このような心配や課題があったからです。


〇安価でも役立つ百円ショップの温湿度計

そのため湿度計付きの温度計(温湿度計)を百円ショップで買ってきて、室内のあちこちに置くようにしました。


執務室(=居間のことです)では机上と窓寄りの棚に1個ずつ、製品や素材の保管場所には並べて2個置き、つど温度とともに湿度を確認するようになりました。


これらの温湿度計は主に税込み110円の簡便なものです。高精度な計測機器ではありませんが、あれば得られる情報量が俄然増えます。


湿度計の画像

(上の画像:保管スペースに置いてある2つの温湿度計。この時は相互の差が少な目でした。)


〇温湿度計を設置してわかったこと

例えば初夏や秋の天気の良い朝など、締めきった部屋の窓を開けて30分ほどすると、室温はさほど変わらないけれど湿度は70%程から50%台へと、かなり大幅に下がる事があります。

目には見えませんが、数値の変化から部屋の空気が入れ替わったことがわかります。


湿度計の画像

(上の画像:いつも机上にある温湿度計)


一方、夏期にエアコンを除湿モードで使う場合など、冷え過ぎを防ごうと設定温度を控えめ(高め)に設定することもありますが、

そのような場合は事実上「送風」モードになってしまい、エアコン内にたまった水分が室内に排出され、かえって部屋の湿度を上げてしまう場合もあります。


ここで湿度計があれば室内の湿度80%、などと数字で把握できるので、「除湿のため、もうちょっと設定温度を下げよう」といった対応ができます。


その他、温湿度計の設置以来、気付いた点は以下のようなことです。


・同じ部屋でも場所により湿度は結構異なる。

 →例えばわずか2、3m程の距離でも、窓辺は外気による湿度の変化の影響を受けやすく、部屋の奥の方は湿度が変化しにくいです。同じ部屋の中で双方の値が5~10ポイントほど違うことがあります。


・ドアを開放して空気が通っている部屋同士でも、(温度と)湿度が同じになるとは限らない。

 →まだ正確には把握しきれていないのですが、部屋同士の空気の循環の具合や窓の開け具合、置いてある物品の吸湿力等にも影響されるのかな、と思います。


・湿度計には個体ごとに誤差がある。正確を期すためには複数並べて両方の傾向を見るとよい。

 →使用に供しているのが安価な製品であり、「この商品は目安計です」との注意書きもあります。なるべく正確に測りたいときは複数個並べれば個体の誤差を勘案しつつ、その場所の湿度の傾向を相応に正確に把握できます。


〇まとめ

百円ショップの安価な製品でも侮りがたし。

湿度計(温湿度計)があることで、従来は「肌感覚でなんとなく」しかわからなかった室内の環境の変化を、数値で把握できるようになります。


室内の湿度にまつわる環境やその変化について把握したいとき、これら簡便な温湿度計を導入するのは手軽でおすすめです。


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