投稿:舩生好幸(ビジネスライター)2023.4.24
コピーライティング=広告の文章の書き手として、常にわきまえるべき重要なポイントには、客観的な事実に基づいた記述や表現を心がけること、が挙げられます。
もちろん、商品・サービスが必要とされるお客様に気付いていただき、お買い上げいただくためにライティングの技術を使い、魅力やメリット・ベネフィット、といった内容もきちんと表現し、お伝えする訳ですが、
その一方で、対象とする商品・サービスの仕様やパフォーマンスや効能等を「超過する」記述や表現をしてしまうとそれは「誇大広告」。ルール違反です。
例えば、
・あるビジネス教材や講座を学習したフリーランスや小規模事業者がその後「1年以内に売上1億円達成」できた割合を調査してみると0.5%~1%程度だったところ、「受講者の半数以上が1年以内に売上1億円達成!」と書いてしまうと誇大広告です。
・ある種の健康茶のコピーに「痩身に効果があります。」と書くためには、実験結果などから飲んで痩せる効果が予め確認できていなければなりません。
コピーライティングを行う者は、そのような「一線」をわきまえる必要があります。
〇商品・サービスの調査から、クライアント様に新しい視点を提供する
その一方、商品・サービスには、制作者や提供者側であるクライアント様がまだ気付いていないメリット・ベネフィットや、用途や需要が隠れている場合があります。
そして、私達ライターがコピーライティングに先立って行う調査(リサーチ、といった横文字もよく使われます)とは、
明示的・顕在しているものだけではない、隠れているかもしれない商品・サービスの魅力や長所、メリット、ベネフィット、などを探し出すプロセスでもあると考えます。
手間をかけて市場調査などを行わないとはっきりできない場合もありますが、クライアント様やご購入いただくお客様とも立場が異なる、ある種の第三者である私達が、調査の結果得られる独自の視点から、
「説明いただいた以外に、こんなお客様が必要としているのでは」
「クライアント様の考えている以外に、ご購入いただくお客様にはこういったメリットやベネフィットもあるのでは」
そんなポイントが見えてくる場合もあります。
〇ひらめきをクライアント様に上手く伝えることも大切
それら商品・サービスの「新しい」メリット・ベネフィットや、新市場開拓につながる(かもしれない)アイディアを「たわいないこと・つまらぬこと」と切り捨ててはいけない、と改めて思います。
これらのひらめきやアイディアについて、最初、クライアント様には興味を持って頂けない場合も多いです。しかし、
「これはいけるのでは」という手ごたえが感じられるなら、
事実を踏まえつつ、うまく伝わるよう工夫して、それらのひらめきを伝えることも大切にせねばと思います。
ひょっとしたら、商品・サービスの大ヒットにつながるかもしれませんから。
(Primary-f/向実庵 代表)
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