~米国著名コピーライターの注目すべき言葉・おぼえがき
投稿:舩生好幸(ビジネスライター)2024.4.25
〇コピーライティングの理想形は「人々の人生に価値を与えること」
2021年ごろ、ダイレクト出版代表の小川忠洋氏と、米国の著名なコピーライターの一人、クレイトン・メイクピース氏による対談の音声ファイルを聴く機会がありました。
この対談の主旨は、端的に言うと
「お客様をワクワクさせる=感情を揺り動かす商品/サービスを紹介するセールスコピーで魅了しよう。それができれば実績もついてくる。」
といったものであったと、当時のメモを見返しながら反芻しています。
この対談は、ダイレクト出版がセールスする、メイクピース氏のライティング教材のプロモーションの一環だったと思いますが、それを割り引いても、私達に役立つ情報が含まれています。
この対談で特に印象に残ったメイクピース氏の発言を以下に取り上げてみます。
「『15分でギターをマスターできる』といった、『ビッグプロミス』の技法が多くのライターに使われすぎて、セールス上の効果が薄れてきている。」
という発言がありました。
私もライティング教材で、ビッグプロミスの効果や重要性を知った一人ですが、
一方で、刺激的かつ人目を引く文章の書き方も、多様されていると読み手が慣れてしまい、インパクトを感じなくなってしまう、そのような点には注意を払うべき、と理解しました。
そして、
「私たちは商品を売っているのではなく、人々の人生に価値を与えることを仕事にしている。それが商品という形で現れる。」
というメイクピース氏の発言は、私達も大切にすべきではないかと思います。
クライアント様の売上や利益に貢献し、私達も潤うことはビジネスとして重要ですが、
同時に、商品やサービスを購入されるお客様、その候補者である見込み客の方々に、提供するコピーでどんな価値を届けられるか、直接に文章を作る私達には問われている、そう考えるべきだと思いました。
さらにメイクピース氏は続けます。
「コピーライターが大切にすべきは正直さ。これは、すごく重要です。
(ライティングの案件は)自分が信じているものだけを受けること。興味を持てないものは受けないこと。
相手の人生に価値を与えられる、そう信じていないと、よいコピーは書けない。
自分が素晴らしいと思うもの(=商品/サービス)だけ、引き受けること。」
報酬に目がくらんで仕事を引き受けるのではなく、読み手に対して価値を届けられる商品やサービスを紹介するコンテンツなのか、確信が持てるもののみ引き受けるよう、アドバイスしています。
これらの発言は、私達コピーライターが常に心掛け、忘れないよう注意すべき価値ある言葉であると思います。
(本投稿は、過去ブログ「あなたのコピーライティングは読み手に「価値」をもたらしていますか」の後半部分を加筆・再構成しました。)
(Primary-f/向実庵 代表)
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