2025年10月14日・Windows10 サポート終了
- 舩生 好幸
- 2024年11月6日
- 読了時間: 3分
更新日:5月15日
投稿:舩生好幸(ISACA認定CISA、IPA登録 セキュリティプレゼンター)2024.11.6
(更新:2025.5.15)

〇2025年10月14日(米国時間)をもってWindows 10に対するマイクロソフト社のサポートが終了します。
それを踏まえ、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)より、注意喚起の情報が出されています。
*IPA「Windows 10 のサポート終了に伴う注意喚起」の詳細はこちらから
以下、IPAが上記で注意喚起する内容を踏まえてご紹介します。
*サポート終了対象OSの内訳
・Windows 10 Enterprise and Education
・Windows 10 Home and Pro
・Windows 10 IoT Enterprise
〇サポート終了後はMicrosoft社からのセキュリティ更新プログラムは提供されません。
コンピュータウイルスは次々に「新種」が登場し、サイバー攻撃を仕掛ける側の技術も日々、向上=悪質化し続けています。
そのため、サポート終了以降もWindows 10を利用し続けると、コンピュータウイルス感染やサイバー攻撃の被害を受けやすくなるリスクが高まります。
利用者においては、サポートが継続している後継製品、または代替製品への移行などの対応が望まれます。
〇根本的な対策は
サポートが継続している後継のOS(Windows 11)または代替のOSに移行することです。
〇OSだけでなくサードパーティ製ソフトウェアの更新も
Windows 10のサポート終了に伴い、その上で動作するソフトウェア製品のサポートも終了することが考えられます。
サポート終了後に発見された脆弱性については、修正が行われない可能性が高く、意図せずセキュリティ上のリスクを抱えることになりえます。
そのため、Windows 10上で稼働するサードパーティ製のソフトウェア製品等の更新も実施するようにしましょう。
*IPA「Windows 10 のサポート終了に伴う注意喚起」の詳細はこちらから:
〇「まだ時間がある」と考えず、速やかに対策をとりましょう。
2025年の10月14日まで5か月を切りました。
多くの場合、Windows10からWindows 11への移行作業は進んでいることと思いますが、まだの場合は、速やかに対応を行うことをお勧めします。
サポートが終了したOSを使い続けることは、家に例えれば、扉が壊れたり、壁に大穴が開いても気にせず外出するようなもの、と考えればわかりやすいでしょうか。
攻撃者からすれば、サポートが切れたWindows10で動作するPCはそう見える、ということです。
Windows 10からWindows 11環境への移行、最新PC導入など、対策を考え、行動することをお勧めします。
(Primary-f/向実庵 代表)
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