2025年10月14日・Windows10 サポート終了
- 舩生 好幸

- 2024年11月6日
- 読了時間: 3分
更新日:10月3日
投稿:舩生好幸(ISACA認定CISA、IPA登録 セキュリティプレゼンター)2024.11.6
(更新:2025.10.3)

〇2025年10月14日(米国時間)をもってWindows 10に対するマイクロソフト社のサポートが終了します。
それを踏まえ、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)より、注意喚起の情報が出されています。
*IPA「Windows 10 のサポート終了に伴う注意喚起」の詳細はこちらから
以下、IPAが上記で注意喚起する内容を踏まえてご紹介します。
*サポート終了対象OSの内訳
・Windows 10 Enterprise and Education
・Windows 10 Home and Pro
・Windows 10 IoT Enterprise
〇サポート終了後はMicrosoft社からの「セキュリティ更新プログラム」が提供されません。
コンピュータウイルスは次々に「新種」が登場し、サイバー攻撃を仕掛ける側の技術も日々、向上=悪質化し続けています。
そのため、サポート終了以降もWindows 10を利用し続けると、コンピュータウイルス感染やサイバー攻撃の被害を受けやすくなるリスクが高まります。
利用者においては、サポートが継続している後継製品、または代替製品への移行などの対応が望まれます。
〇根本的な対策は
サポートが継続している後継のOS(Windows 11)または代替のOSに移行することです。
〇OSだけでなく、その上で動作するソフトウェアの更新も
Windows 10のサポート終了に伴い、その上で動作するソフトウェア製品のサポートも終了することが考えられます。
サポート終了後に発見された脆弱性については、修正が行われない可能性が高く、意図せずセキュリティ上のリスクを抱えることになりえます。
そのため、Windows 10の更新とともに、Windows 10の上で稼働しているサードパーティ製ソフトウェア製品の更新も実施しましょう。
*IPA「Windows 10 のサポート終了に伴う注意喚起」の詳細はこちらから:
〇速やかに対策をとりましょう。
気づけば2025年10月になっていました。
多くの場合、Windows10からWindows 11への移行作業は完了、もしくは進んでいることと思いますが、もしも未済なら、すぐに対策を実施しましょう。
サポートが終了したOSを使い続けることは、家に例えれば、扉が壊れたり、壁に大穴が開いても気にせず外出するようなもの、と考えればわかりやすいでしょうか。
攻撃者からすれば、サポートが切れたWindows10で動作するPCはそう見える、ということです。
もしも、どうしても使い続けたい、Windows10でなければ動作しないソフトがある場合などは、その端末を外部につながるネットワークからは切り離し、攻撃を受けない環境に置くことを考えましょう。
ですが、原則論で申せば、Windows 10からWindows 11環境への移行、最新PC導入などの対策をお勧めします。
(Primary-f/向実庵 代表)
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