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ファゴットアンサンブル:楽譜が乏しいときは

  • 執筆者の写真: 舩生 好幸
    舩生 好幸
  • 4 日前
  • 読了時間: 3分

~ヘ音記号で書かれた他の同族楽器アンサンブル楽譜にも目を向けるとよいかも


投稿:舩生好幸(ファゴット愛好家・研究家)2026.1.25


画像:ファゴットのテナージョイント部分
画像:ファゴットのテナージョイント部分

・3オクターブ半に及ぶ広い音域。

・倍音が多く、2本以上で音を重ねるとさらに豊かに響く、柔らかく深い音色。

・低音域では周囲とよくなじむソフトなバスの音色から、高音域ではオーボエやソプラノサックスにも通じる、鋭さと密度が増した独特な音色へと音のキャラクターが連続的に変化。


以上、ファゴットという楽器の特性を考えると、ニ重奏・三重奏・四重奏…といったファゴット同士のアンサンブルは、一般に思われている以上に、魅力や可能性が大きいものと考えています。


そして、ファゴットアンサンブルであれば、いつもは引き立て役として合奏に埋もれているファゴットという楽器、そして演奏する私達が主役になれる機会です。


ただ、楽曲に関しては、プロコフィエフのスケルツォ(4Fg)、ワイセンボルンの三重奏曲集やボザやBergtの三重奏曲(3Fg)、モーツァルトのソナタKV.292(Fg+Vc以外に2Fgでも)等々、世界的に著名な作品はかなりの数がありますが、楽譜の入手に時間がかかったり、アマチュアの私たちにはやや難しい曲であったりするかもしれません。


そんな時、他の同族楽器のアンサンブル譜にも目を向けるとよいのではないかと思います。


特に、同じヘ音記号で書かれているトロンボーンアンサンブルやユーフォニュアム・テューバ四重奏などは、演奏人口が多いこともあって出版される楽譜も多いです。


これらの中にはファゴットアンサンブルに置き換えても演奏が楽しめて、かつ演奏効果が高い作品も多々あると思います。


〇トロンボーンやユーフォ・テューバアンサンブルの楽譜の演奏経験

私事を申せば、キャリア初めの20代のころから、折に触れてファゴットアンサンブルに参加する機会がありました。

そのためアンサンブルの楽譜も、折に触れ収集もしてきました。


オリジナルのファゴットアンサンブル作品はもちろん。

ほかにトロンボーン四重奏版「ロンドンデリーの歌」やユーフォニュアム・テューバ四重奏版「イエスタデイ」などは、手持ちの中では繰り返し演奏する機会がある楽譜です。


(他に、ホルンアンサンブルの楽譜も少しあります。こちらはそのままでは読みにくいのでヘ音/テノールの楽譜に書き換える必要があり、なかなか演奏出来ていません。楽譜作成ソフトも年々便利になっていますので、書き替えて楽しみたいところではあります。)


〇何かの折に備え、ファゴットアンサンブルの楽譜も集めておくと楽しいのでは

普段は1人から2人くらいのメンバーで活動されるファゴットの方も、何かの折には4,5人が集まれる機会もあるのではないでしょうか。


そんな時に備え、オリジナルのファゴットアンサンブル作品以外にも、他楽器のアンサンブル楽譜にも注意を払っておくと可能性が広がると思います。


(Primary-f/向実庵 代表)


<ご案内>

〇向実庵-音楽工房 https://www.primary-f.net/studio-kojitsu 

・当店の代表が長年取り組むファゴットの演奏に関する出版・情報提供などのサービスも行っております。



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