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執筆者の写真舩生 好幸

「サポート詐欺」にご注意

更新日:4月25日

~偽の「セキュリティ警告」を画面表示して不安にさせ、最終的に金銭を盗む「サポート詐欺」にご注意を


投稿:舩生好幸(ISACA認定CISA、IPA登録 セキュリティプレゼンター)2023.6.13

(更新:2024.4.25)


インターネット利用中突然、偽の「セキュリティ警告」を表示し、偽の「サポート窓口」に電話をかけさせ、最終的に不正送金などで金銭を窃取する「サポート詐欺」が発生しています。ご注意ください。


サポート詐欺にご注意(出典:https://www.photo-ac.com)
この場合、サポート窓口にいるのは悪意ある人物です。(画像出典:https://www.photo-ac.com)

〇「サポート詐欺」の手口

・インターネット利用中、「あなたの端末はウイルスに感染している」等の「偽の警告画面」を突然表示して利用者の不安を煽り、画面に表示された電話番号に連絡するよう誘導します。


・表示された電話番号に電話をかけると、「サポート窓口」を名乗る人物が応対します。


*「ウイルスに感染」はウソ。真の目的は「不正送金などによる金銭の窃取」


・この「サポート窓口」を名乗る人物は、「ウイルスを駆除する」という名目で「遠隔操作アプリ」をインストールさせ、端末を遠隔操作して乗っ取り、不正送金を実行します。


・もしくは「ウイルス駆除ソフトの購入が必要」と偽って、口座情報や暗証番号を電話で聞き出す、またはサイト上に入力させ不正送金を実行する場合などもあります。



〇被害に遭わないために

「あなたの端末はウイルスに感染しています」等の偽の警告画面が出ても、画面の指示には絶対に従わず、警告画面を消す、または端末を再起動してください。


(表示される警告画像はいわば「ハッタリ」です。ご心配なら、その後でインストール済みのウイルス対策ソフトで端末内をチェックしましょう。

正規のウイルス対策ソフトをインストールしていない場合、今後のためにも導入することを強くお勧めします。)


・もしも画面に表示された番号の「サポート窓口」に電話してしまっていたら、相手の質問に応じたり、回答したりせず、すぐに電話を切りましょう。


・犯罪者側が自らを権威付けるため、大手IT企業等を名乗る事例も発生しています。その場合でも、口座情報や暗証番号等の大切な情報を伝えないようご注意ください。


*これら「サポート窓口」の実体は攻撃者


突然、上述のような立場に立たされると判断に迷いがちですが、これらの「サポート窓口」とは名ばかり。実体は攻撃者です。


相手の言いなりにならず、電話を切りましょう。もしも被害に遭ってしまったら、最寄の警察や各道府県警察のサイバー犯罪相談窓口に相談するなどの対応を取りましょう。


※ご参考:IPA「ここからセキュリティ」-被害に遭ったら-

(Primary-f/向実庵 代表)



<ご案内>

Primary-fでは、事業者様の「人と事業を守る」ため、中小企業庁及びIPAが推進する「できるところから始めて段階的にステップアップ」の取り組みに沿った情報セキュリティ関連サービスをご提供いたします。



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