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情報セキュリティ対策の要は「人間」

  • 執筆者の写真: 舩生 好幸
    舩生 好幸
  • 2022年12月28日
  • 読了時間: 3分

更新日:4月10日

~情報セキュリティ対策のハード・ソフトを活かすのも人間次第


投稿:舩生好幸(ISACA認定CISA、IPA登録 セキュリティプレゼンター)2022.12.28

(更新:2025.4.10)


「社会人のシルエット」・ 出典:https://www.photo-ac.com
「社会人のシルエット」・ 出典:https://www.photo-ac.com

企業様・事業者様の情報セキュリティ対策といいますと、


・IT機器へのウイルス対策ソフト導入、OS等の適切なアップデート

・社内ネットワークへの不正アクセス検知の仕組み導入

・カードや生体認証を用いた職場の入退管理の仕組み導入


といったITやハード・ソフトの導入が思い浮かぶかもしれません。


確かに、上記のような仕組みは有効ですし、事業を行うにあたっては必須、或いは導入をお勧めするものでもあります。


一方で、例えば、

従業員やスタッフの皆様が、その重要性を十分認識しないまま、

組織の機密情報や、お客様の機微な個人情報などを、

無造作に外部に持ち出していたり、必要な保護策を講じていなかったら、


情報漏えい事故や、サイバー攻撃の被害が発生する危険性は高いまま、ともいえます。


〇情報セキュリティの仕組み導入とともに「人」への動機づけも重要

ITやハード・ソフトの導入などと同時に大切なのは、

経営者様を筆頭に、事業に携わる従業員・スタッフの皆様の情報セキュリティへの動機づけや、情報セキュリティを守る意識の涵養です。


〇経営トップ、そしてメンバーの意識や行動が大変重要

一般的な事業運営に通じることでもありますが、情報セキュリティ対策においても、経営トップの方の意識や行動が大変重要です。


ざっと挙げても、経営者様には以下のような対応や行動が求められると言えます。


・事業における情報セキュリティの必要性や重要性を認識し、把握し、

・情報セキュリティの方針や達成すべき目標、守るべきルール等を確立し、

・情報セキュリティ対策推進のリーダーシップをとり、自ら率先して行動する。

(※上記全てを経営者様が独力で行う、という意味ではありません。

周囲の皆様の人的資源を活用しつつ、最終的に経営者様が責任を持つ、とご理解ください。)


そして、それらを受けて組織のメンバーは、


・経営者が掲げる情報セキュリティの方針や目標等を理解し、同意し、

・情報セキュリティ対策に必要な知識や技能を習得し、

・情報セキュリティルールに基づいた行動をとる。


等、日々の業務運営の中で実践する必要があると言えるでしょう。


〇人間は情報セキュリティ対策の要

情報セキュリティ対策として導入する様々な仕組みを有効活用し、

目指す効果を上げるためにも、組織にかかわる皆様の認識・力量・行動は大切です。


「人間」は組織の要であり、情報セキュリティ対策の要でもあります。


Primary-f/向実庵 代表


<ご案内>

Primary-fでは、事業者様の「人と事業を守る」ため、中小企業庁及びIPAが推進する「できるところから始めて段階的にステップアップ」の取り組みに沿った情報セキュリティ関連サービスをご提供いたします。


「社会人のシルエット」 ・出典:https://www.photo-ac.com




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