投稿:舩生好幸(Primary-f代表、ネットショップ向実庵店主)2022.8.3
今年の春以降ハイビスカスが増えまして、現在、小さな挿し芽なども含めると20鉢近くあります。
比較的病害虫に強い植物であることと、強い化学薬品は使いたくない私的な理由から、使う薬剤は食品(ヤシ油)由来成分の「カダンセーフ」くらい。
ですので、ハイビスカスの鉢にはいつも何かの虫が(害にならない程度にコントロールしているつもりですが、)暮らしています。

ですが、2,3日気を抜くと、1mm前後の小さな虫(アブラムシ類?)が、若い芽や蕾のあたりに増殖することもあります。また、土が長く湿りすぎる鉢にはコバエが増えることもあります。
そうならないよう「ちょうどいい加減」に保つのが難しいです。
〇霧吹きは「大洪水」
毎日の手入れでは、用土への灌水のほか、葉に霧吹きをしています。
霧吹きは習慣で行っていたものの、その効果について必ずしも確信がある訳ではありませんでした。
しかし、コバエも含めて1mm前後の小さな虫にとっての霧吹きは「大洪水」です。霧を吹いて水没させることで、薬剤を使わずにある程度害虫を駆除できることに、そのうち気がつきました。
そして、霧吹きで足りないときは、前述のカダンセーフが登場。殺虫成分は含まれていませんが、水の膜で取り囲んで窒息させ駆除する力は案外強力です。(ただし、相手が体長1cmのカメムシとかになると大きすぎて効果がないので、捕まえて駆除します。)
〇小さなクモが住む鉢も
ハイビスカスの鉢には上記のように何らかの虫がいます。中にはそれらの虫を目当てに、2mm~5mm程度の小さなクモが住んでいる鉢もいくつかあります。
小さなクモや、そのクモの巣程度ですと、花の写真撮影をしても通常は写らないので、特に邪魔にもなりません。
背の高いアドニスダブルピンクには、現在、枝の先に1匹、根元に2匹小さいクモがいます。アブラムシ等の害虫を捕まえてくれますので、霧吹きやカダンセーフを使う際にはかからないよう注意しています。

〇小さな鉢植えも自然の一部
室内に置く時間も長いハイビスカスの鉢植えは、自然から切り離された人工的な環境、そう思っていましたが、時間の経過とともに、また、好むと好まざるとにかかわらず、「来訪者」がいて、「同居者」ができるものだな、と気がつきました。
そういう意味では、小さな鉢植え一つとっても、自然の一部なのだと、今では思っています。
(ご案内)
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